cellular automaton
セル・オートマトン
セルオートマトン(Cellular Automaton, CA)とは、空間に格子状に敷き詰められた多数のセルが、近隣のセルと相互作用をする中で自らの状態を時間的に変化させていく「自動機械(オートマトン)」です。
このようにCAは抽象的なモデルですが、様々な物理現象や生命現象のエッセンスを捉えたモデルとして古くから研究されてきました。たとえば、乱流、結晶の成長や細胞の自己増殖といった現象が、CAを使ってモデル化できます。また、セルの値の並び(「01000101…」など)が、計算機が処理するデータやプログラムを表していると考えると、CAは単純で抽象化された計算機のモデルにもなります。